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第二共和国 (大韓民国) : ウィキペディア日本語版 | 第二共和国 (大韓民国)[だいにきょうわこく]
第二共和国(だいにきょうわこく)とは、1960年の四月革命から1961年の5・16軍事クーデターまでの間、大韓民国に存続した政体。この間、第一共和国期の反省から議院内閣制が採用され、が大統領に、張勉が国務総理に就任したが、政治的混乱の末に5・16軍事クーデターが発生し短命に終わった。 ==成立== 1960年4月、李承晩の第一共和国が四月革命によって打倒された後、後続政権は一時的に許政国務総理率いる暫定行政機構が担った。そして、同年6月15日には、民主的な憲法改正で第二共和国憲法が制定された。 政体を変革するに当たり、強い大統領制が李承晩の独裁を招いた経験から、第二共和国憲法では大統領制ではなく議院内閣制を採用することで、第二共和国と第一共和国の区別をはかった。これは、大韓民国史上唯一無二の出来事であり、政治的実権は国務総理が担当し、大統領は儀礼的な国家元首として機能することとなった。また、第二共和国憲法の他の特徴としては、国民基本権保障の強化、地方自治制度の施行、民議院と参議院による両院制の国会などが挙げられる。 政体が整った後、1960年7月29日に新しい議会選挙が実施され、李承晩政権に対抗していた民主党が容易に第一党の座を獲得した。そして、1960年8月13日には、が大統領に、張勉が政府の首班である国務総理にそれぞれ就任し、本格的な第二共和国が成立した。
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